義理の親への離婚の挨拶
離婚するにあたり、嫁の親、義理の親への挨拶に行った。
嫁は親に電話で話を済ませたようなので、嫁の実家には私一人で訪問した。
嫁の親も、嫁から事前の相談は無かったようで、嫁が離婚を決めたあとに、突然報告されたようで、かなり驚いた様子。
あまりに突然だったので、嫁の親も孫が心配だったようで、嫁を説得しようとしたらしいが、嫁は聞く耳を持たなかったらしい。
以前から嫁は自分が決めたことは、自分の親であっても、聞く耳を持たない。
というか、人の助言やアドバイスを聞いてみようという姿勢は皆無。
私としては、離婚については、嫁から一方的に言い渡されたわけだが、
義理の親に対しては、結果的には婿として、夫としての役目をまっとうできなかったわけで、あまり具体的な話はせずに、
「このような結果になり、本当にすみませんでした」
とだけ謝罪した。
義母は、嫁が聞く耳を持たずに一方的に離婚を決めたことはわかっているようで、私に対して少し申し訳なさそうな感じで、
子供たちの父親として、今後も嫁の実家に子供たちと一緒に顔を出してね、
という感じのことを言われ、私も少しウルっと。。
嫁の親だけど、人として器の小さい嫁とはタイプがやはり違う。
思えば、10年以上の結婚生活の中で、嫁が人への気遣いや、相手がどのように感じるか、ということを考えているような様子を見たことはない。
自分の子供に対しても、「お前はバカすぎるよ」とか普通に言ってたなあ。
10年以上一緒にいたから自分も聞き慣れてしまってたけど、今さらだけど人としてどうなの。
そんな嫁を選んだのは私だけど。
タイムマシンがあれば、当時の自分に言い聞かせてやりたい!
その結婚待った!!!!。マジで!!!
でも、そうすると、愛する我が子たちが生まれないんですよね。
うーん・・・・
離婚後の養育費と扶養手当と副業
嫁と子供たちの引っ越しは3月なのでまだ一緒に暮らしているが、嫁が母子家庭としての色々な申請を始めるにあたり、離婚届に続き、住民票を分けるために世帯分離の手続きをすることにした。
市役所に行き、総合案内のところに立っているおばさまに、
「離婚後の世帯分離の手続きをしたいんですけど」
とたずねると、
「では、こちらの用紙に記入が終わられてから、番号札を取ってください」
と事務的に返答される。
離婚というキーワードを聞いてもそこには全く無反応。さすが役所の総合案内。
用紙に記入して提出し、待つこと10分で世帯分離の手続きは終了。
人生をかけて守ってきたものが10分の手続きで消滅。
手続き後に、私の住民票記載事項証明書を発行してもらうと、そこには私1人しか記載されていない。
「以下余白」と書かれた余白が大きくて寂しい。
寂しさに浸っていると、手続きをしてくれた係の人が、
「児童手当の変更手続きがありますので、このまま3階の児童手当の担当課に行ってください」
と言われ、言われるままに児童手当の担当課に行くと、私の名義で受け取っていた児童手当の廃止手続きをさせられた。
もう子供たちの父親ではない、と言われたようで何とも寂しい。
市役所での手続きが終わった次の日、
住民票記載事項証明書を添付し、会社の人事担当課に、扶養手当や住宅手当の変更手続の申請書を提出した。
会社から支給されていた扶養手当が廃止され、住宅手当が減額される。
会社の色々な手当も廃止され、年間にすると数十万円分も減収になる。
父親の務めとして、養育費は公的な算定表の上限額を当然に払っていくけど、賞与を除けば月々の収支は赤字になりそうだなあ。
子供の有事や将来のために充分な貯蓄ができるか心配だ。
一人暮らしになることだし、少ない金額でもいいので副業になりそうなことを勉強してみようかなあ。
FXは過去に1日で100万円損切りしてやめたし、
ブログのアフィリエイトとか今さら始めても遅いだろうし、
RPGツクールとかでゲーム作って売るとかどうなんだろう。素人が無理かな。
4月からの一人暮らしが始まってからの寂しさを紛らすためにも、副業で稼げそうなものを研究してみるかな。
普通がうらやましい
離婚が決まった日以降は、電車で通勤中に他人の結婚指輪が気になるようになった。
自分と同じくらいの世代で指輪をしてる人は順調な結婚生活を送れてるんだなー。
自分よりも上の世代で指輪をしてる人は、、、うらやましい。
その歳になるまで、ちゃんと家庭を維持できているんだなー、と。
さらに、会社でのひとコマ。
同僚が上司と会話してた。
同僚「最近、家買っちゃいました!」
上司「まじかー、思い切ったな。おめでとう!これで会社の社畜だな!笑」
いやー、幸せ絶頂そうで。。今の私にはかなりきつい会話だ。
これまでの私なら自分から会話の輪に入って、同僚をイジッて盛り上げてた。
今は他人の幸せな話というか、順調に普通の家庭を維持している人の話を聞くだけでつらい。
私は離婚の手続きは終わったので、嫁と子供がまだ引っ越ししていないだけで、もう普通の家庭ではない。
引っ越しの日=子供たちと離れて暮らすことになる日をカウントダウンする毎日。
何というか、処刑を待つ受刑者のような気分だ。
まだ、今まで通り、子供たちとの日常を送っているが、私の気持ちとしては、そこに幸福感はない。
引っ越し後もそれなりの頻度で子供たちには会えると思うので、いっそ、早く処刑される日がきたほうが、新しい生活が始まり、新しい立場で子供たちと接する幸せを感じることができるのかなあ、とも考えたりする。
他人の幸せを妬むほどの気持ちはないので、そこまで荒んでいないけど、なんというか、普通に結婚指輪しているサラリーマンを見るだけで、普通の家庭を維持できていることがうらやましい。
自分は普通を維持できなかった少数派の部類になったんだなー、と感じながら電車で帰宅する日々です。
離婚を子供に伝える日が近づく
子供たちに、離婚と引っ越しと転校について伝える日が決まった。
あまり悩んでなさそうな嫁と一応話し合い、あと、何日かで子供たちに伝える。
特に小学生の長男に伝えた時の反応を想像すると、親として申し訳ない気持ちと、私自身もこらえ切れない悲しい気持ちが込み上げてきそうで、正直、何も手につかない。
離婚が決まった日以上に、さらに気持ちが沈んでいくのが自分でわかる。
あれだけネットサーフィンで検索しまくっていたフェチなエロ動画も全く見る気にもならない。
会社での仕事の効率なんて恐らく通常の5割くらいかなあ。
それなりの給料をもらっているし、上司も良い人なのに申し訳ない。
いつもなら気にするパワポで作成する資料のフォントとか色の統一感とか、どうでもいい。
人と話す時は、自分ではいつも通りの振る舞いのつもりだったけど、後輩の男子社員(といっても自分と同じくらいの中年社員)が、
「最近忙しいんですか。なんか元気なさそうっすね。これ、よかったどうぞ。」
と、声をかけてくれた。
私は中間管理職ではあるが、これまでは職場内では、盛り上げ役な立場のようなところもあったので、離婚通告された以降は、やはり雰囲気の違いが出てしまっていたのかな。
その後輩社員が置いていったのが、小さい透明なビニール製の袋に一粒だけ入ってる梅干し飴みたいなやつ。
食べてみると、飴ではなく、本物の梅干し?!
なんだこれ、こんなのどこで売ってんだよ。
まあ、気にかけてくれたお気持ちはありがとうございます。
離婚を子供にいつ伝えるか
私たちの離婚原因は、性格の不一致ということになるのだろうけど、
子供たちには、どのくらい前に、何て伝えればいいのかなあ・・・
次男はまだ言葉もよくわからない幼児だけど、長男は小学生で恐らく離婚も理解できる。
新学期前の引っ越しとなると、春休み中に引っ越しになるから、離婚の手続き上の日を基準とするよりも、実際に引っ越しをする日を基準として、どれくらい前に伝えるべきか。
悩む・・・
子供にどのように話すべきかは、ネットに参考情報がわりとあるが、
実際に引っ越しをする日を基準として、どれくらい前に伝えるべきかは、離婚の諸先輩方のブログや、弁護士事務所ホームページのアドバイス的なページを見ても、あまり参考になるものがない。
引っ越しの日が近くなってから伝えると、気持ちが不安定なまま引っ越しになってしまうし、あまり早く伝えすぎても、悩みながら今の学校生活を送る期間が長くなるだろうし、どうなんだろうか・・・
そもそも、嫁がママ友に離婚を知られたくない、という理由で長男をわざわざ転校させるのだから、どれくらい前に子供に伝えるべきか、一応、嫁の意見も聞いてみたところ、そこは嫁はあまり悩んでいないようだ・・・
「早いところ話せばいいんじゃないの」くらいな感じ。
子供の精神状態がどのようになるかとか考えないのだろうか・・・
ひどい話だ・・・
ああ無情だよ、ほんとに、
レ・ミゼラブルだよ、ほんと。
読んだことないけど。
養育費や財産分与の話し合い
嫁はキレやすく感情的になりやすいが、お金にはあまり細かいタイプではないので、養育費や財産分与については、揉めることもなく話が進む。
仮に2人の子供たちを嫁が引き取ることになった場合、私が払う養育費がいくらになるか。
裁判所が公開している養育費算定表というものがあり、税込年収を基準にして養育費を算定する仕組みだが、その表をもとに私が毎月払う養育費の金額は、、、、
げっ!・・高っ!!
新卒社員の手取り給与に近いくらいじゃね??
みんなこんな金額払い続けられんの??
詳しく知らないけど、母子家庭は税金免除とか色んな手当とかもらえるらしいし、嫁はパートで少し働くだけで、私の払う養育費を合わせれば、普通に生活費は確保できるうえに、毎月の手取りだと私よりも嫁のほうが多くなるんじゃ・・・
毎月の収支は、私のほうが住宅ローンと養育費でカツカツになりそう。
賞与でギリギリ貯金できるくらいかな。
とは言え、子供たちの生活を守るためと思えば、養育費を高めに支払うくらいが、罪滅ぼしになるとも思うし、離れて暮らす父親としての義務だと思う。
賞与についても、今さら自分のために貯金しようとも思わないし、この先、子供たちの有事に備えて自分も貯金をしていこうと思う。
財産分与については、それなりに貯金してた金額のごっそり半分を嫁の口座に移しました。それも子供たちの生活のためだと思えば、何てことはない。
子供たちのためなら全額でも渡せる気持ちはあるが、子供たちの有事に備えて、嫁だけに任せっきりもリスクがあるので、万一の時に自分も金銭面でサポートできる最低限の体制をとっておきたい。
今の家については、売ればローン完済でき、幾らかお金も入ってきそうだが、新築購入時にガッツリ入れた頭金が、全額、私が結婚前にひとりで貯蓄した金額なので、嫁には財産分与どころか、ローンの共同負債を考慮すればマイナスになるだろう。
ただ、自分も家を売って引っ越しとなると、今さら賃貸を探して、引っ越しして、
膨大な住所変更が必要なものの整理やら何やらで、まだとてもそんなに頑張れない。
そもそも、賃貸を少し検索してみたけど、今の家と比較すると、駅からの距離や築年数、広さなど、総合的にみて、毎月の住宅ローンの支払い額よりも、けっこう高い賃料のところでないと、それなりに満足できそうな物件はない。
となると、しばらくは住宅ローンを自分が払いながら、今の家に住み続けるほうが現実的かなあ、と考える。
いきなりの離婚通告だったので、とにかく、精神的に落ち着くまでは、私自身の引っ越しを頑張る気にはなれない。
そんなことは知らずに、小学生の長男は、
「この家飽きたから引っ越ししたい、〇〇君(友達)は引っ越ししていいなー」
とか言ってくる。
近々、そうなるかもしれないなんて、まだ言えないので言葉に詰まり、思わず泣きそうになってしまったが、
「引っ越しするのが嫌だけど引っ越ししないといけないと人もいるんだよ、
引っ越ししないで楽しく暮らせていれば幸せなことなんだよ」
とか言ってごまかしました。
離婚が決まって以来、まだ何も伝えていない子供に対しては、
日常会話の中でも聖人君主というか聖徳太子というか瀬戸内寂聴?みたいな
道徳心を子供に説いている自分。
今までなら、「この家は住宅ローンが大変なんだぞー」
って感じの返しをしてたかな。
離婚成立でも引っ越しはまだ先
この記事を書いている現在は、離婚が決まってから1か月程度が経過した時期。
まだ、嫁と子供は引っ越しておらず、今まで通り一緒に暮らしている。
離婚届の手続きは済んだので、戸籍は別になっており、同居人ということになる。
私が離婚を受け入れた以降は、嫁とはヒートアップすることもなく、今後のことについて、子供が寝たあとに、必要な時に淡々と会話している。
その中で、嫁からのお願いとして、長男が新学年、次男が保育園に入る4月のタイミングで引っ越しをしたい。長男は3月までは今の学校に通わせ、4月から転校させたい。
と言われたので、子供のことを考えると、今すぐ引っ越しをさせるわけにも行かず、とりあえず承諾し、3月までは今まで通りの家族での生活。
ただ、ひとつ私としては納得できないのが、嫁が引っ越し先として考えているのは、嫁の実家付近なのだが、嫁の実家は、今、長男が通っている小学校から、そこまで遠くもない距離にある。
なので、嫁が引っ越しはするとしても、今の小学校の校区内で引っ越し先を探せば、長男は無理に転校する必要はない。
嫁が、わざわざ長男の小学校の校区外に引っ越しをしたい一番の理由は、長男の小学校のママ友たちから、嫁自身が離婚したことを知られるのが嫌だ、ということのようで、結局、ここでも子供の気持ちよりも、自分のプライドや心情を優先している。
私としてはさすがにそこは、
「離婚を決めたのは自分自身でしょ。子供のことを考えれば、転校しない選択肢も選べるなら、転校させないほうがいいだろう。子供に負担を強いるのはおかしい。」
と主張したところ、
嫁はキレぎみに、
「離婚を決めたのが私の責任??誰のせいで離婚することになったと思ってんの!?私の立場はどうなる!?」
とのこと。
この嫁の考え方は親としてどうなんだろう。
もう10年以上一緒にいるので、嫁の極端な考え方にも慣れてきてしまっているところもあり、私も客観的に正誤の判断ができないときもあるが、、
ただ、今回、嫁が離婚を迫ってきた時には、双方の性格の不一致であるにもかかわらず、私が落としどころを考え、私が120%悪かったということにしておいたので、結果的に嫁も落ち着き離婚後の話を普通に会話できており、泥沼別居状態などの最悪の人間関係まではいかずに、何とか通常の日常を保っているところでもあるので、
私が子供のことを考えたうえでの主張だとしても、私の主張を通そうとしてしまうと、嫁の一方的な怒りが戻ってしまい、話が収拾つかず、結局、泥沼別居での転校、なんていう、子供にとって最悪の流れもありうる。
これが日常のただの夫婦喧嘩であれば、子供のためにも私は引けないが、
今回、離婚を決意した嫁が考えを変えることはないので、私としては、
「どうしても転校させるなら、子供が今の学校の友達と離れることについても、新しい学校に転校したばかりで友達がいないことについても、全力で子供の精神状態を注意深く見て、サポートしてやってほしい。」
と条件付きでお願いした。
まあ、子供には近々、離婚のこと、転校のことを話さないといけないので、その時の子供の反応次第ではあり、どのように説明、納得させるかということになるのですが・・・
嫁はそんなことはあまり悩んでない様子。
まじで、徹底的に自分の主張を認めさせようとするこの姿勢。